大切にしてきたことは、なんですか?

ひさびさにお勧めできる本を読みました。

はたらきたい。

はたらきたい。

この本も人から勧めてもらった本です。

内容はほぼ日刊イトイ新聞で2007年4月から3ヵ月にわたり連載されたほぼ日刊イトイ新聞 - 「ほぼ日」の就職論。を一冊の本にまとめたものです。

糸井さんが「はたらく」ということをまとめると、とても読みやすく、いろいろな人に読んでもらいたい話になるんだなぁと思いました。これから働こうとしている人、すでに働いている人。どちらにとっても楽しめる内容になっていると思います。

特に最後に「矢沢永吉」さんが出てくるんですが、やっぱり凄い人なんだなと感じさせてくれました。就職の話で永ちゃん?なんて思った人、私も一緒でした。

ぜひ読んでみてください。

ほぼ日刊イトイ新聞 - はたらきたい。より

大切にしてきたものは、何ですか?

この『はたらきたい。』のなかには
「大切にしてきたものは、何ですか?」という問いが
いろんな場面で、なんども出てきます。

それに対する自分なりの答えを真剣に考えるということが、
「はたらく」を考えることなのかもしれない。

そのことさえしっかりとわかっているなら、
この本を読む必要はないかもしれない、とまで
本のオビに書いてしまったくらい、
この本にとって、とても大きな考えかたなんです。

自分が大切にしてきたものって何なのか、
それだけわかってればいいだなんて、
「ほんとかな?」って思うかもしれません。

でも、「自分が大切にしてきたもの」を見つけ出すのって、
それほど簡単なことじゃないと思うんです。

対談のほかに100のことばがでてきます。
その中から、いくつか抜粋。

011
びびらないよう、「腰を引かずにバットを振ろう!」みたいなのがね、最近のモットーなんですよね。思いっきり振ったら、当たれば飛ぶというのが、ほんとに最近、身にしみてきてて。
宮本茂任天堂株式会社)

100
自分にとって、
ほんとうに大事なことってなんだろう。
自分にとって、
ほんとうに大切な人って誰だろう。
このふたつを、本気で思っているだけで、
いい人生が送れるような気がする。
糸井重里