ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち
本があるのは前から知ってたんだけど、あまりに意味が分からない題名だったのとコンピュータから興味を失いかけていたのでほおっておいた本。
最近、いろいろなblogで書評されていて、とても面白そうだったので読んでみた。
(http://d.hatena.ne.jp/asin/4274065979)
- 作者: ポールグレアム,Paul Graham,川合史朗
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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結論から言うと。
とても刺激的だった。
- ソフトウェア
- ベンチャー企業
- デザイン
監訳者があとがきで言っている。
むしろ彼のエッセイが押すのは「何かやりたくなる」ボタンなのかもしれない。
その通りだなと思った。
今まで大企業で働くということと、ベンチャーで働くということの本質的な違いが分かっていなかったが、すっと入ってきた。これは、私の数年間の疑問を取り除いてくれた。大企業は周りの企業と同等の努力をしていれば、10%程度成長する(周りがそうであるように)。また、ベンチャーが周りのベンチャーと同等の努力をしていると、なくなってしまう(周りがそうであるように)。だから、ベンチャー企業は一歩先へ行かなくては行けない。
ちなみに、ハッカーになるには、
退屈なプロジェクトの仕事は一切しなくてよい(家族が餓死しそうでない限りは)、その代わりに、絶対中途半端な仕事はしない。
らしい。