目的地

ひさびさに、自分の部屋でコーヒーを入れた。
ゆっくり飲みながら、音楽を聴いている。


コーヒーを入れるということや、写真を撮るということ、
外へふらっと出かけていろいろなものにふれる。
そういったことが習慣になっていたはずなのだけど
最近何もできていなかったことに気づいた。
いつから部屋でコーヒーを入れなくなってしまったのだろう。


時間がいっぱいあるのと、自分の時間を過ごすとは違う。
ただ、流されている。
自分が思っている以上のスピードで、
環境が変わってきてしまっていることもあるのだと思う。
そして、興味のある分野も今まで以上に広がってきている。


目の前に見えるものがどんどんどんどん新しくなる。
その度に、方向転換しようとあがく。
本の中に、答えを見つけようとする。
考え方や方向性。
できるだけそういったものにふれることを求めている。


目的地を探しているのかもしれない。
探し続けているのかもしれない。


昨日ブログで紹介した、『ナガオカケンメイの考え』
ナガオカケンメイの考え

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おまえ、変わってないか、オレは変わってないだろ

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集団の中にいる意味を
知らないで
群れの中にいるのは
無意味だ。

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そのプリントはその人に手渡った時にどんな威力を持ってほしいか。
それはイメージできているだろうか。

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僕はと言うと、スピードに興味のない、
どちらかとうと、好んでスピードなど出したくないのに、
ずっと追い越し車線を走っている。
この場合、好んで走っているのではなく、
また、走らされているのでもなく、
走らないといけないという脅迫観念を自分で抱いている。
追い越し車線こそ本流だと考えてしまい、
そこにいなければ「負け」だとさえ思ってしまう。

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この、「行き詰まり状態」の場所をある人はゴールだと考える。
いや、その人にとって、行き詰っているのではなく、
「よくここまでがんばった」と、ほめながらゴールとして
しまっているのかもしれない。

人によっては、物事のゴールは物理的にそれ以上先にいけない
壁だったりする。また、ある人には、ゴールがいくつもあったり・・・。

ごまんといる建築家の中から、どうして、世界に通じる人が現れるのか。
その人は、人が「壁」だと捉えることを壁として見ていないのではないか。
人が行き詰る場所もただの厄介な通過点ぐらいにしか考えていないのではないかと思う。
そんな「普通の壁」を、その時の自分には、「重要な壁」と見えてしまうこと。
それが怖い。
そこを乗り越えて満足していても、まったく意味のない壁である可能性もある。

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自分が描いているゴールに向かって常にビジョンを一緒にする人数とは、
きっと、車に乗れる数の”5名”かもしれない。

どうしてあの場所へ行き、そこで何をしたいかを理解する感覚がその原動力になっている。
そして、その理解力こそが、ブランドそのものだ。

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ものすごい急な坂を、僕らは転がっている。と、僕、個人は思う。

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とにかく、とにかく一生懸命に生きている人。
僕は絶対にこの人の力になりたい、と、誓った。

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会社を
ステージの上と考える。
役者は
ステージでは
練習しない。

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赤を使ったデザインをしても、半分は「デザイナーとしての感性」
そして、もうひとつは「社会性」の中に理由があったらいいなぁと、最近、思う。

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練習を積んだツワモノ状態で、集団となり、
斬新なアイディアやコンセプトを出し合って、
ひとつの会社を日本フィルのような状態にできたら・・・。

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「期待」されている。その「期待」に「応える」ということを本当に考えた。
「何かをつぶやく」だけではもの足りない。それは、何かの「答え」でありたい。
そして、「応え」ているだけではダメなのである。「期待」に応えなくては面白くない。

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デザインを判定するのは、いつの時代も素人である生活者だ。
デザイナーとは、ド素人であり、プロでなくてはならない、難しい仕事ですね。

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「経験」とは何か。答えは「挑んだ」中にしかないって。誰かが言っていた。
だから、若い時にしかできない、人生最大級の無茶を。やらないとね。

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これ、と
思った師を見つけ、
そのそばでがむしゃらに
体験をする。
そういう自分の
作り方もある。

とにかく、才能のある人がステージに向かう途中の道には、
面白いことがわんさか落ちているし、引き起こる。

20代はひたすら引き回され、学習。
30代はひたすら創作する。
40代は交流を深め、創作のレベルを上げ
50代はやや交流の回数を増やし、下を育てる。
そんな感じ。で、そういうところまで行ける人の
30代に出くわすことは、ものすごく価値の深いことだ。

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もっと広い意味でのものの価値や定義をしている活動の
「本当」は、ぜひ、みなさんにも知ってほしいのです。

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「いいデザインを生み出すデザイナー」でないと意味はない。
風を引いているとか、仕事が忙しいとか、そんなことを理由にしてほしくない。
「いいデザインを見せて」とお願いしたら、「いいデザイン」を提出してほしい。
そこに使命がある。会社があって、仕事があって、仕事がきて……。
予算やスケジュールの調整をして、さて、「デザイナーに説明」する。
言い方を換えると、ここからは「専門のセンスに任せる」ということ。
それに応えなくてはいけない。その連続が仕事を呼び、少しずついい仕事の
チャンスへとつながると思う。

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手を動かす前に答えを出そうとするって、なんだか変に大人って感じで寂しいです。

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自分の関わったすべてを「よいポイント」で見るということ。

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Progress

Progress

ずっと探していた 理想の自分って
もうちょっとカッコよかったけれど
ぼくが歩いてきた 日々と道のりを
ほんとは“ジブン”っていうらしい

世界中にあふれているため息と
君とぼくの甘酸っぱい挫折に捧ぐ…
“あと一歩だけ、前に 進もう”