映画監督 演出家 堤幸彦

どんな仕事でも制約はつきもの。その制約の中で、ぎりぎりまで粘り続けているのか。悔いを残していないのか。悔いを感じられるほど意識を高く仕事にうちこめているのか。まだまだ、全然足りていないと認識した。
悔いを残していないのか。

自分自身とぎりぎりまで戦っているのか。勉強不足。物事を的確にとらえる力。人々を楽しませる力。なにひとつものになっていないのにサボっているのではないか。やるべきことはたくさんあるのに。


堤さんについては

堤幸彦 - Wikipedia
堤幸彦の名を一躍世間に知らしめたのはテレビドラマ『金田一少年の事件簿』。その後、『ケイゾク』、『池袋ウエストゲートパーク』、『TRICK』シリーズ等のヒット作を通し、スタイリッシュな演出と独自の笑いで“堤色”というべき世界を確立し、若者を中心に不動の人気を得た。 一方、近年では映画『明日の記憶』など、年輩層にむけての映画も成功させている。

番組の内容メモ

映画作りの流儀:ジタバタし続ける
ずっとOKというまで考え続けている。


人間の面の芯みたいなね、こうあるんですよ
表情の核みたいなもの
そこにジャストフィットできるかどうかが重要で
それが出来ないと単に客観的な映像を見ているだけで
心にせまって来ない


映画作りは、制約との闘い。
「予算」「時間」「天候」「俳優の体調」
その制約の中で、ぎりぎりまで粘り続ける。


常に一つのことを自らに問い続けている
悔いを残していないか。


生の演技を見てしまうとNGが出せないんです。
感動しちゃって。全部すばらしいと見えてしまう。
後で見直すと、後で後悔するということが結構ある
どんな状況であれ徹底的に客観的になりたい


立ってるだけだと。動かない。考えない。
それはもうほんと挫折でした。
だってね簡単に出来ると思ってた事が全く出来ない。


しばらくすると あることに気づいた
観客はこころのそこから番組を楽しんでいた
その表情はみな生き生きとしていた
次第に気持ちが変わり続けた
どんな形であれ人を喜ばせる仕事ってすばらしい。


28歳で妻にがんがみつかる。
死に物狂いで働いた。
精神的にも肉体的にも過酷な日々が続いた
2年半の闘病生活のすえ亡くなった


人を楽しませるものを、作ろう


いつか、なんとかしてやる。
いつか、こんなに怒られる自分ではなく。
この怒っている人と対等に話せるようになる。
なりたい、なるべきだ。ならなければならないと思いました。


戦う相手は自分自身。
勉強不足だったり、物事を的確に捉えられなかったり、
人々を楽しませることができない
要するに仕事ができない自分がまだいる。
そういうものと、戦っていると思いますね。


これまで、自分のやり方を信じ
それを貫くことで道を切り開いてきた。
自分を信じどこまでやりきれるか。


自分を信じ貫く


映画作りに正解はない。
今日も現場であがき続ける。


どんな逆境でも楽しめることじゃないですかね。
楽しめる人がプロフェッショナルだと思うし、僕自身も楽しみ続けたい。
楽しみを見つけたい。そう思っている。
楽しむということがプロフェッショナルの基本だと思います。